*作り方の詳細説明ではなく、注意点や感想を主にしてます。
*後で変更した部分は(追記)します。
それでは相続税申告書作成時に「意外」と思った点や注意点について示します。
各表の感じは
【「小規模宅地等の特例」 及び 「配偶者の税額軽減」 の適用した相続税申告書の記載例】
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sozoku-tokushu/sozoku-shinkokukisairei30.pdf
<第11表 相続税がかかる財産の明細書>
(1)塀の評価が必要でした。ただ木造りで耐用年数10年を越えていたので0円。
「家屋と構造上一体となっている設備」は家屋(固定資産税評価額)に含まれるので評価は不要ですが、塀は含まれません。
(2)雪国なので屋根に融雪装置(灯油式)が付いてます。簡単には取り外しができないのですが上記の「同じ太陽光発電設備でも、太陽光パネルは取り外しができるので償却資産ですが、屋根材と一体になっているタイプのソーラーパネルは容易に取り外しができないので、家屋に含めます」を見ると、ちょっと微妙です。
ただ既に耐用年数を越えていたため0円。
ちなみに温暖化で雪が積もっても直ぐ溶けてしまうため、約3~4年使っていないです。
(3)葬儀用に銀行から相続直前に下した金額を「現金」に足す必要があります。チェックリストに記載されているので。
【相続税の申告のためのチェックシート】
https://www.nta.go.jp/about/organization/nagoya/topics/checksheet/index.htm
(4)第11表への寄付金の記載例が載っていなかったので戸惑いました。
マイナスとして記載した方が分かり易いようです。
https://chester-tax.jp/column/3327.html
(5)家具・家電等は家庭用財産一式〇〇万円として記載できます。しかし根拠となる一覧表は必要で、チェックリストに載っています。
購入年と購入金額を残していたので減価償却で現在価値を計算しました。家電の耐用年数は大体6年以下なので新しい家電をチェック。
(6)貴金属は相続時時価評価ですが、国内コイン(通貨)は額面評価です。
財産として残すにはお得に見えますが、物価上昇を考えるとそうでもありません。
昭和39年東京オリンピック1000円銀貨は、時価は約2000円vs物価上昇(ハガキ5円→63円)。
(7)電話加入権\1,500ぐらいですが記載が必要なようです。記載要領に載っています。
<第13表 債務及び葬式費用の明細書>(控除費用)
(1)被相続人が払うはずだったその年の固定資産税、所得税、住民税は債務となります。
(2)被相続人の未払の医療・介護費も債務となります。
*被相続人の準確定申告では未払の医療・介護費が認められないのは、変です。月末締め翌月払いのため、どうしても相続時以降になります。
(3)葬式費用は通夜・葬儀の費用は大体認められ、法要・香典返しは認められません。
ここで悩んだ心づけ(スタッフへのチップ代など)は認められるようです。
https://www.kujirai-kaikei.com/column/soushiki/
<第14表 寄附した相続財産>
(1)「相続した不動産や株式を現金化して寄付したり、
遺産分割協議前に香典や相続人の預金から寄付したりすると、要件を満たさない」そうです。
https://www.ht-tax.or.jp/sozoku-zeirishi/sozokuzei-column/isan-kifu.html
最後に
【相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集】
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/sozoku-tokushu/souzoku-ayamarijireishu29.htm
(続く)
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