「全数把握」を巡って、岸田政権の政策が揺らいでいますが、コロナ対策優良県の和歌山県の仁坂知事が「まともな意見」を述べています。しかも8/4に。そろそろ国の専門家(?)でなく、これらの知事にコロナ対策を任せた方が良いです。
*岐阜県はまともです。ご安心を!
<8/4 和歌山県 仁坂知事 定例記者会見>
(1) 全数把握の見直しは2つの違う話がごっちゃになってる。神奈川県は5類にしろと言っているが、もう全数把握やめてる。軽症者を追わないことをすでに選択しているのでは?
(2) 全数把握の見直しは2つがごっちゃに
①軽症者は追わないでいいことにさせてくれ(神奈川県など。専門家有志もこっちだろうと知事)
②ハーシス入力が大変だからやめさせてくれ(鳥取県など)
この2つは別のものだ。後者はわかるが、前者はやめた方がいい。
(3) 「軽症者放置して、重症者だけ相手にすればいい(=5類にしろ)」の欠点
どうやって重症者が現れるかというと
①軽症者が重症化する
②軽症者からうつる
のどっちかである。
(4) 軽症者・無症状者からうつる元をたたなければ、感染はものすごく広がる。そうすれば重症化リスクある人にうつる確率は比例的に高まる。
(5) 議論は4つある
①コロナっていうのはうつるんですという本質を忘れている。コロナを発症している人は本人の命もあるが、他にうつすリスクがあるのに、それを忘れている。
②体の弱い人は死亡リスクがある。数が増えれば、体が弱い人にある比率で襲いかかる。軽症者を放置するのは解にならないのでは?
③使い勝手の良い薬がない。なのに、保健所が追わなくていいとはなんてことを言っているのか
④軽症・無症状を追わなくていい、楽になりたいってのは行政なんじゃないの? 和歌山は懸命に戦っているから、気持ちはわかる。でも、職員にやらんでいいと言ったら、県民に被害が。その責任を負うのは知事だ
(6) 国としても、疫学調査はやってもらわないと困る。例えば、大阪がやめたら、大阪の感染者は爆発する。把握してないから誰がうつっているかわからない。和歌山県にうわーっとやってくるかもしれない。だから、全国で足並み揃えて頑張ってくれないと。辛いけど、うちもやってるから、他も頑張ってください
以上