2014年7月31日木曜日

マイマイガ(成虫)駆除方法

去年からの経験を基にマイマイガ(成虫)の駆除方法を示します。
マイマイガが大発生している各地にて、ご参考になれば幸いです。

1.駆除対象
 
 マイマイガ(成虫、メス)は白っぽく、大きい。
 昼間は卵の上でじっとしているので、そこを狙う。
 
 オスは茶色、小さい、昼間は飛び回っているので無視。

2.駆除方法

 ペットボトルの上4分の1をカット。
 下4分の1ほどに、水+洗剤を入れる。



 スクレーバーを使用して、マイマイガ(成虫、メス)と卵をペットボトルへ掻き落とす。
 *洗剤を入れないと這い上がってくる。
 
 鱗粉でかぶれる可能性があるため、手袋、マスクをする。

 なお電柱等の高いところにある卵は、地方自治体等が補正予算(約300万円くらい)
 で駆除するが、 その近くにある建物(例 左の茶色の建物)の地面近くのの基礎と
 平行に走る隙間に、 多量に産み付けられた卵は忘れられやすいので注意。

 *写真は今年。去年電柱に多数のマイマイガが見られたが、今年は各種対策で
  ほとんど見られず。

3.その他の駆除方法

(1)マイマイガホイホイ

 誘蛾灯により集中駆除する。
  http://www.city.gujo.gifu.jp/admin/info/post-313.html

 実際に使用したことは無いが、電灯のLED化、消灯によりマイマイガが広域に分散化し、
卵が見つけにくくなっているため、この方法は効果的方法と思う。


(2)メスのフェロモンをばら撒き、オスの接触を予防する。

 岐阜県で研究中。山林等の広範囲を対象として、メスのフェロモンをばら撒き、
オスがメスと接触する機会を減らす。ひいては卵が減る。

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